図1 定期テストで「入試問題に対応した問題を出す」ことを
考慮している中学校教員(経年変化
fig01



ベネッセ教育研究所サイトより
20170801掲載
中学校のテストの変化に見る今後問われる学力

「記述重視」になる中学校の定期テスト

定期テストの変化を知るために,「第6回学習指導基本調査
第6回学習指導基本調査 DATA BOOK(小学校・中学校版)
[2016年]
)の,中学校教員の回答(公立中学校教員 3,689名)の
結果を示す。この調査は,ベネッセ教育総合研究所が1997年か
ら数年おきに全国の小学校・中学校・高校の教員を対象として実
施しているものだ。

①入試問題への対応

 図1に示したグラフは,定期テストで「入試問題に対応した問題
を出す」ことを考慮すると回答した中学校教員の比率である。過
去4回の調査も含めて比較すると,近年,増加傾向にあることが
わかる。

②増加する「記述式」の問題

 次に,定期テストで「論述式(記述式)の問題を出す」ことを考慮
すると回答した中学校教員の比率を示す(図2)。こちらも,過去4
回の調査と比較して,16年は増加していることがわかる。また,10
年と16年の調査を比べると,どの学年でも増加しており,この傾向
も学年によらない。

図2 定期テストで「論述式(記述式)の問題を出す」ことを考慮して
いる 中学校教員(経年変化

fig02
つまり,今の定期テストの変化について,以下の3つ
のことが言える。

  • (1)「入試に対応した問題」を意識した出題が増加した。
  • (2)「論述式(記述式)の問題」を意識した出題が増加した。
  • (3)中学3年生だけではなく,1~3年すべての学年で同様な傾向がみられた。